Prime Readingレビュー427冊目:ゴブリンスレイヤー

おはようございます。
もう今年もあと三カ月になってしまいました。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

ゴブリンスレイヤー
蝸牛 くも

オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★
ページ数: 345頁

◆内容の概要
熟練の冒険者でありながら、ただただゴブリンを狩り続ける男の物語。

◆どんな人にオススメか
王道のファンタジー物語に飽き飽きしている人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
登場人物は名前ではなく、職業などそのキャラクターの特徴で語られるところ。

◆mugenkaiの感想:
スライム。
某国民的ゲームの影響で、最弱のモンスターとしてのイメージが強くなりましたが、リアルに考えると、あんな可愛らしい外見ではなくなります。
液体状のとらえどころのない体にはダメージを与え辛く、鼻や口を抑えられたら、抵抗できなくなり、生き物は簡単に絶命してしまいます。

そんな感じで、ゴブリンもRPG序盤のザコ的なイメージがつきまといます。
しかし、本作ではそのゴブリンは、すぐ増える、狡猾な知恵、消すことのできない悪意などかなり厄介なモンスターとして描かれています。

この物語に登場する駆け出しの冒険者達は、我々と同じようにゴブリンを下に見ており、そこまで危険視しません。
その考えを覆し、冒険者達の人生があっさりとゴブリン達に終わらせられる物語の始まりは、主人公が「小鬼を殺す者」=「ゴブリンスレイヤー」に徹する一端を感じさせてくれます。

決して軽微ではない被害をもたらすゴブリン。
数や策略で一つ間違えばこちらが命を失いかねないゴブリン。
ただ着実にゴブリンを屠るための準備を進め、あらゆる状況に冷静に対応し、小鬼を仕留めるゴブリンスレイヤー。

最初のクエストの踏み台的モンスターではないゴブリンと人生を賭けて対峙するゴブリンスレイヤーの王道ではない物語を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2021年10月1日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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