おはようございます。
昼間の温度も大分下がってきてはいるのですが、室温が29℃以上になると、明らかな不快感を感じ始め、集中力が落ち始めるので、28℃という温度の適正さを身をもって感じています。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
毒親絶縁日記
北瀬 ユズ
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:201頁
◆内容の概要
親と良い関係を築けない女性が、苦しみながら、自分の親を毒親と認識し、絶縁するまでを記したエッセイマンガ。
◆どんな人にオススメか
親との関係に悩んでいる人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
傍から見れば簡単に絶ち切れそうに見えるが、本人にとっては呪縛のように絡みつく親との関係があるということ。
◆mugenkaiの感想:
親は選べない。
よく言われる言葉です。また、合わない人とは距離を置いて、関係を絶ち切ってしまうのが、最良の方法ですが、家族の関係では、そう簡単には行きません。
筆者は幼少の頃から、自分中心の考え方で生きる母の感情的な行動に振り回されることになります。味方になってくれれば救われたかもしれないお父さんも、筆者には無関心、なんなら少し存在を煩わしく思っている素振りも見せています。
筆者が成長しても、母の自分中心で子どもを振り回す性格は変わらず、さらにパチンコ依存症などで、お金の管理もできなくなっていきます。子どものお金にも手を付け始め、どんどんと悪影響が大きくなっていきます。
結局、筆者が社会人となっても、金銭的な依存は続き、自分勝手な行動は続きます。結婚後も、その行動は改められることは無かったため絶縁。
親に苦しめられた筆者の幸運は、親以外の周りの人が良い人だったという環境でしょう。親の愛情を満足に受けることができずに、子どもにどう接するのが良いのかわらず毒親になってしまった、筆者の両親の負の連鎖が断ち切られて、自分の子どもたちに愛情を注ぐ筆者のラストシーンには、かなりホッとさせられます。
この話は少し極端な例ですが、人は色々なパーソナリティを持っているし、年をとってくることで体の衰えや頭の衰えが生じ、それが障害となり、親とも衝突が起こってきます。自分とは違ってよかった、ここは共通する部分もあるのかもしれないなど、このマンガと比べてみて、少し親との関係を考えてみるのはいかがでしょうか。
2021年9月15日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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