おはようございます。
菅首相辞任を受けて、日本の株価が上がり続けています。うまく、次の総裁に交代することで、衆院選の自民党大敗は避けられ、政治は安定すると海外投資家もにらんでいるようです。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~
西林 克彦
オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★
ページ数:204頁
◆内容の概要
「わかる」ということがどういうことなのか、分かりやすい例を示して詳しく説明した書。
◆どんな人にオススメか
・本からうまく知識を得られない人。
・人とのすれ違いが起こりやすい人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
文脈によって、その文章の解釈が全く変わってしまうことを実感できるわかりやすい例が載っているところ。
◆mugenkaiの感想:
自分は一日一冊のレビューをノルマとしていますので、読みが浅くなりがちです。
そう自覚していることもあり、このタイトルは心に刺さるものがあり、読んでみることにしました。
人は表層だけ読み取って、わかったつもりになり、実は誤解しているということがよくあります。
この本では、その誤解が何故生じるのか例を挙げてわかりやすく説明しています。
理解はしやすいのですが、深く実感するためには、著者の指示に従って、指定の文章を深く読み込んだりする必要があるため、本書は普段の読書よりかなり時間がかかりました。
知識があることで「わかりやすく」なるので、多読することは大事です。しかし、そこで作られた自分の常識が「わかったつもり」状態を作り上げ、深く読み込むことをやめてしまうことがあります。今までとは違うことを書いているのに読み過ごす。挙げられた例に当てはまることが多いため、この本の説得力は凄いです。
「わからない」から「わかる」の状態は原因がわかりやすいので、比較的移行しやすく特に学ぶ必要はないと思います。しかし、「わかる」から「よくわかる」、「わかったつもり」から「わかる」の状態へ変えるための視点は中々自然に身につけるのは難しいですので、本書で一歩上の読解力のための知識を学んでみてはいかがでしょうか。
2021年9月8日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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