Prime Readingレビュー401冊目:明治維新という名の洗脳

おはようございます。
今日はそれなりに暑くなりましたが、朝夕と気温が低くなり秋を感じ始めています。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

明治維新という名の洗脳
苫米地 英人

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:182頁

◆内容の概要
日本の夜明けとして美しく語られる明治維新。その裏側にあったと思われる意図と、それによって導かれた数奇な結果につて考察した本。

◆どんな人にオススメか
明治維新にある種の憧れを持っている人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
よくよく考えると矛盾しているような不可解な幕末の出来事に関してある程度、腑に落ちる考察が述べられているところ。

◆mugenkaiの感想:
厳しい身分制度で、自由のない封建社会が終わり、平等な社会をもたらし、日本を世界に開かせた明治維新。

命を賭けて新しい時代のために生きた幕末の志士達に、憧れを持つ人も多いと思います。

しかし、自由になったはずの日本は、260年、長い間平和だったにも拘わらず長い戦争の期間へと入っていきます。

日本の覇権・利権を握るためのお金の出どころはどこにあったのか、外国勢は日本の直接支配を本当に狙っていたのか、国が整う前に国外への戦争へと傾いて行ったのは何故なのか。

本書は、維新の美談で隠された、表に出てこない話について、状況証拠を積み重ねながら、論理的に当時の状況を推論しています。

そして、明治維新が単なる過去の話ではなく、どう現代日本を形作っているのかについても述べています。

大河ドラマなどで美しく着飾られた幕末と明治維新を違った面から観て考えるため、本書を読んでみてはいかがでしょうか。

2021年9月5日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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