おはようございます。
最近、近くの路線で人身事故が多発しており、何が影響しているのか心配です。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
死役所 1巻&2巻&3巻
あずみきし
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:1-3巻 195頁
◆内容の概要
死者が、死後まず訪れる場所、死役所。そこでのやり取りで、語られる生々しい死までの生を描いた作品。
◆どんな人にオススメか
ハッピーエンドではない生々しい話でも、きちんと受け止めて考えられる心に余裕がある人。
◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
魂となって死役所を訪れているのに、死んだときの肉体の状態がそのままで来ており、事故死など綺麗事でない死が突きつけられている所。
◆mugenkaiの感想:
「月刊コミックバンチ」で連載しているだけあって、読後、単純にスッキリとはいかない、色々考えさせられる漫画でした。
この世とあの世をつなぐ場所にある死役所。
様々な死因であの世へ向かう死者が、手続きのために訪れます。
提出書類に、死亡までの経緯を書くところで、浮かび上がる人間ドラマ。
そして、その人の死後の現世の様子。
それらを描いたオムニバス形式のマンガです。
いじめによる自殺、虐待死、無差別大量殺人、その犯人の死刑、交通事故死、遺伝性の病気による死と、理不尽な死のテーマが多いです。
現実も良い人が理不尽な事件で亡くなることがありますから、フィクションでそこをピックアップして取り上げているとはいえ、リアリティーがありました。
この漫画の様なことが、もし自分に起こった時、少しでも納得して逝けるように、日々を大切に生きているのかと少し考えさせられました。
現実には生きることも1回、死ぬことも1回しかできませんが、このマンガを通して、それぞれの死に対して疑似体験をして、自分の生き方を鑑みてはいかがでしょうか。
2021年5月30日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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