おはようございます。
読書貯金を作ろうと意気込んでいたのですが、スタートダッシュは失敗のようです。
時間があると何気なく無駄に過ごしてしまいますので、明日こそは気を引き締めて、頑張ります。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
大どんでん返し創作法:面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論
今井 昭彦
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:158頁
◆内容の概要
面白い物語を作るための型について学べる本。
◆どんな人にオススメか
キャラクターの設定ばかりに労力をつぎ込み、ストーリーが完成まで行けないクリエイターの卵。
◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
物語を面白くするためのどんでん返しを10個の型にまとめている所。
◆mugenkaiの感想:
面白い物語に感動し、自分でも書いてみたいと話を作り出すものの、なにかイマイチなものしか書けず、最後まで完成させられない。
大半の人はそんな感じではないでしょうか。
しかしながら、今は技術が発達し、ネットでは自分の作品を発表するサイトがあり、アプリを使ってRPGを作ったり、マンガが手軽に描けたりと、自分だけの物語を披露する敷居は低くなっています。
この本では、面白いストーリーをつくるためのコツが、わかりやすくまとめられています。
・対立としての敵の設定。敵の行動の動機づけとしての欲望。
・主人公の欠落感。それを埋めるための成長。
上記を踏まえたうえで、この本のメインとなる「どんでん返し」を設定するための10の型が述べられます。
敵3タイプ
ドラキュラ=主人公の外部に存在する敵
狼男=主人公の内部に存在する敵
フランケンシュタインの怪物=主人公が生み出した敵
これらの敵はAだと思ったら実はBだったの組み合わせである9タイプ、
ただし、ドラキュラだと思ったらドラキュラだったという同じタイプの敵になるどんでん返しパターンは、
・敵の正体はAだと思っていたら、同じ立場のBだった
・敵Aは死んだと思っていたが、実は死んでいなかった。
の2タイプに集約されるので、型としては9-3+2で8パターンになります。
あとは、目的の方のどんでん返しの2パターン。
「はなさかじいさん」型の、
・目的は死んだと思ったが死んでいなかった
(愛犬ポチを取り戻そうとしたが、殺されてしまった。しかし、その灰で花が咲くという奇跡が起こった。)
「青い鳥」型の
・目的はどこか遠くにあると思っていたが、実はすぐ近くにあった
(青い鳥を探し回ったが、実は自分の飼っている鳥がその青い鳥だった。)
計10パターンについて、述べられています。
面白い話を作るのは、簡単ではないですが、型を覚えることで、コツをつかみ、少しでもハードルを下げ、物語を完成させるため、この本の秘訣を参考にしてみてはいかがでしょうか。
2021年4月29日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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