Prime Readingレビュー252冊目:豊田章男

おはようございます。
京都・東京・沖縄でも、来週からまん防を追加適用することになりました。
季節は春めいてきているのに、気分は春めいてきません。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

豊田章男
片山 修

オススメ度:★★★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:282頁

◆内容の概要
トヨタ自動車、創業家三代目、豊田章男氏の生き様を書いた本。

◆どんな人にオススメか
金持ちの家に生まれたかったと嘆いている人。

◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
御曹司故の苦悩、巨大企業といえど安泰ではないなど、常に困難へ挑戦し続けなければならなかった章男氏の半生が綴られている所。

◆mugenkaiの感想:
大企業の社長に生まれれば、華やかで楽しい人生が送れそう。
そんな妄想にふけったことは誰しもあると思います。

しかし、この本で描かれている章男氏は、そんなにイージーモードの人生ではありませんでした。

トヨタの御曹司ということで、豊田章男という個人として見てもらえない葛藤。
会社の中で頑張ってもなかなか評価されない。
社長になって訪れた最大の危機、アメリカでのリコールに関する公聴会。
リーマンショックによって引き起こされた史上最大の赤字。

日本最大の企業の創業家の人間であるのに、いくつもの困難にぶつかっています。
しかし、先代、先々代のスピリットを受け継ぎ、新しいことに挑戦し続けることで、乗り越え先に進んでいます。

トヨタですら、終身雇用を保証できなくなったという発言は、良く知られていますが、世界を取り巻く環境は、物凄いスピードで変化し、今までの常識が通用しなくなっている様が、この本を読むとひしひしと感じられました。

巨大企業ですら、色々な可能性を模索し、新たな挑戦をしなければならない時代、一人の変わった社長の生き様を見て、自分はどう生きて行くのか思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

2021年4月9日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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