Prime Readingレビュー131冊目:なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図

おはようございます。
なんだかんだで、まだアメリカ大統領は正式に決定していません。
このままスムーズに2021年を迎えることはできるのでしょうか。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

なぜ、成熟した民主主義は分断を生み出すのか アメリカから世界に拡散する格差と分断の構図
渡瀬 裕哉

オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:165頁

◆内容の概要
なぜ、今世界に分断が起きているのか、その本質を知ることができる本。

◆どんな人にオススメか
意図的に作られた対立に易く流されたくない人。

◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
・世界が変革していく原因となった要素について、納得のいく形で書かれているところ。

◆mugenkaiの感想:
代表的なところではアメリカで、民主党と共和党の分断が起こっており、ヨーロッパでもEU各国が独自の立場を主張し始め、分断が始まっています。

本書では、大学教授などの知識人が、例えば富裕層と貧困層の間にある問題などを提起し、アイデンティティの分断を目に見える形にすると述べています。
それをメディアがあおり、政治家も票集めのためにそれを利用する、そういうシステムがどんどんと進化していった結果、分断を絶えず発生させ、そのどちらに味方するのかということを、大衆に突きつけることで、分断が深まることになっていると指摘しています。

また、仮想通貨などが広まり、通貨がその国に根付いたものでなくなることで、通貨の覇権を巡って、分断が起こる可能性などの視点も、この本では述べられていました。

2択の様に、安易にどちらのアイデンティティをとるのではなく、自分で考えて、時には第3のアイデンティティを見つけ出すような、生き方をするためのヒントとして、本書を読んでみるのはいかがでしょうか。

2020年12月9日現在Prime Readingで読書可能

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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