Prime Readingレビュー578冊目:笹の舟で海をわたる

おはようございます。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

笹の舟で海をわたる
角田 光代

オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:411頁

◆内容の概要
戦中、戦後を生き抜いた女性二人の家族をめぐる物語。

◆どんな人にオススメか
自分の人生がうまく行かないことを人のせいにしがちな人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
主人公が色々な葛藤を抱えながら懸命に生きていく姿。

◆mugenkaiの感想:
主人公・佐織が偶然再会した女性、風美子。
戦中、疎開先で出会ったという彼女はエネルギッシュで、自らの力で人生を切り開いていく。
一方、佐織は愛する人に出会い、子供も二人もうけ、はた目から見れば幸せそうな家族を作る。
しかし、色々な葛藤を抱え、彼女は風美子に頼りながら、戦後を生き抜いていく。

生きていれば、なにかしらうまく行かないことがあります。
主人公・佐織も家族の人間関係などに悩んでおり、読者として共感するところが多いと思います。
そして、そんな苦しんでいる自分を助けてくれる風美子をありがたく思いつつも、色々な人を惹きつける魅力を持つ彼女に嫉妬してしまう。

戦争というどうしようもない渦の中から、昭和、平成と生き抜き、人生の平穏を手に入れるまでの女性の悩み生きるさまを共体験してみてはいかがでしょうか。

2022年3月1日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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