Prime Readingレビュー565冊目:隠蔽捜査

おはようございます。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

隠蔽捜査
今野 敏

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:318頁

◆内容の概要
平穏な日常が崩れ去り、保身のための決断を迫られる極限の人間ドラマ。

◆どんな人にオススメか
自分に信念というものがあることが感じられない人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
最初変人と思われた主人公が、人間味が際立ってくる所。

◆mugenkaiの感想:
自分にとってまずいことが起こると、できればなかったことにしたくなります。

主人公たちは、キャリア警察官僚。
並々ならぬ努力を経て、毎日の激務を着実にこなし、現在の地位を手に入れてきました。

しかし、そんな二人にある日突然、思いもしなかった危機が訪れます。

一人は、息子が薬物に手を出してしまったこと。
これが明るみになれば、家族に犯罪者がでたということで、出世のキャリアから外れてしまいます。

もう一人は、軽い刑で野放しにされてしまった元・少年犯罪者が殺されてしまいその犯人が、身内の警察官だと判明します。
世間の風当たりを考え、証拠不十分で迷宮入り化させ、捜査の隠蔽へ動いていきます。

保身、正義、信念、色々な感情を抱きながら、主人公たちはどのような決断を下すのか、とても最後までドキドキしながら読ませてくれる小説でした。

「どんなにつらくても、耐えなければならないときがある。それが生きていくということだ。」

主人公たちは、悩み苦しんでどう行動し、どんな結果を選んだのか、この本を開いて是非、確かめてみて下さい。

2022年2月16日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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