おはようございます。
今日は成人の日でした。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
「大人になりきれない人」の心理
加藤 諦三
オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:234頁
◆内容の概要
見た目は大人、心は子どもの生き辛さを認め、何を満たして生きる意味を見つけるべきなのかを書いた本。
◆どんな人にオススメか
こうあるべきという信念に縛られて生きることに疲れている人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
身体的なハンディキャップとは違って、実年齢に精神が追い付いていないことは、周りに気づいてもらい辛く、どうしようもなく追い詰められているという所。
◆mugenkaiの感想:
大人たちから見て、手のかからない良い子、真面目な子。
できた子に見えて、実際は欲求を押さえつけられており、自分の信念を他人に押し付けがちになってしまうと本書では書かれています。
見た目は大人、心は子どもの大人になり切れない人達を、この本では、「五歳児の大人」と表現しています。
心の葛藤は、外側からでは認識し辛く、大人の対応を求められる「五歳児の大人」達は、そのギャップに苦しみます。
自分の我慢してきたルールを、守らず勝手に生きている人を許すことができません。自分が満たされていないので、他人が幸せであることが許せません。
自分中心に、自由に生きる子どもの精神から抜け出せない。飽きるまで子どもとしての行動をすることができず、大人になっていいやと思える心の器がないまま年だけが積み重なってしまった。
日本人は、島国で共同体を大事にし、災害も多いことから、真面目に謙虚に自分を抑えて生きがちです。
またそれに加えて、新型コロナの影響で、少しはみ出たことでも、徹底的に叩くような攻撃的な心になっています。
「北風と太陽」ではないですが、押さえつければ押さえつけるほど、人は頑なになり、柔軟性を失い生き辛くなります。
本書で、少し自分に優しくなり、心を癒し満たして、大人として余裕をもって生きるための考え方を手に入れてみてはいかがでしょうか。
2022年1月10日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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