おはようございます。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった1つの大切なこと
永松 茂久
オススメ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
ページ数:321頁
◆内容の概要
筆者の母の教え、「喜ばれる人になりなさい」。自分も皆も幸せになる心の持ち方を教えてくれるエッセイ本。
◆どんな人にオススメか
・一生懸命頑張っているはずなのに報われない人。
・両親に老いを感じ始めている人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
自分のためより、人のためならより頑張れるし、そういう生き方をしている人こそ、応援され愛されるという考え方。
◆mugenkaiの感想:
「編集者が5回泣いた。」
表紙に書いてある言葉ですが、自分も後半、涙をこぼしながら読みました。
筆者の母が、ガンに侵され闘病し、亡くなって行く姿など、今は普通に生きている両親の姿にも老いを感じるようになり、当たり前にずっと一緒にいられるわけではないんだなと感じて、心にくるものがありました。
しかし、天に昇っていなくなっても、筆者の心に繰り返され残り続けた教え。
「喜ばれる人になりなさい。」
返報性の法則といってしまえば、味気ないですが、自分に良くしてくれる人には、何か返してあげたくなる。
そんな気持ちの人が増えていけば、皆が幸せになる。
理想的で幻想的な夢物語とも思えますが、母と筆者の人生には、その可能性の一端が見えたそんなエッセイでした。
喜多川 泰さんの「君と会えたから……」では、主人公がヒロインの女の子から「円」の別の読み方として「ありがとう」というものを教えてもらうシーンがあります。
「180円」は「180ありがとう」、「50万円」は「50万ありがとう」。
お金というのは、具体的にわかりやすい感謝の形・大きさとなりますが、それだけに限らず、色々な人の仕事・思いやりなど、色々な人の「おかげさま」で、便利に楽しく生きて行くことができています。
「自分のためよりも、人のためにしてあげることの方が、より幸福度を高く感じる。」という心理学の研究もあります。
苦しくなった時は、自分中心で物事を考えがちですが、少し広い視野で、まずは一番自分の身近な人間関係から見つめ直すきっかけとして、本書を読んでみてはいかがでしょうか。
2022年1月8日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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