Prime Readingレビュー504冊目:「一人で生きる」が当たり前になる社会

おはようございます。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

「一人で生きる」が当たり前になる社会
中村 信子
荒川 和久

オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:234頁

◆内容の概要
個人と社会のつながり方について対談形式で語られた本。

◆どんな人にオススメか
一人で死ぬのを恐れている人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
人と一緒に生きて行こうというのはストレスにもなりうるので、孤独の時間は大切だという考え方。

◆mugenkaiの感想:
結婚して家族を作り、その人たちに囲まれて死んでいく。

これが当たり前の多数派の世界から、一人で自由に生き、一人で勝手に死んでいくのが多数派の世界へと変わって行っています。

価値の多様化、経済的問題、恋愛強者が結婚を繰り返すなど、色々な要因についてこの本では語られています。

そして、一人で生きるメリット・デメリット、パートナーとともに歩むメリット・デメリットについて様々な角度から論じられています。

前半は結婚という観点からの「一人で生きる」世界について話し合っていますが、後半は、社会全体と対した時に、どんな「一人で生きる」のかということについて論じています。

経済的に苦しいとはいえ、生存を脅かすほどまでではないという面で見れば、豊かな国である日本。
皆で協力しなければ生きていけないということは無く、ある程度、自由に個を主張することができます。

しかしながら、誰かに作られた個性の中から自分の好みののモノを選択する、量産された個性は、本当の個性なのかなど面白いテーマが語られています。

情報化が進み、「一人」が多くの人と簡単につながれるようになった時代。
自分という「個」をどう輝かせるのか考えるため、本書で「一人」と「社会」の関係を考えてみてはいかがでしょうか。

2021年12月17日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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