おはようございます。
ワクチン2回目を打ってから早くも一週間が経ちました。体調を崩しそうな気候になる前に受けれて良かったです。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
レンタルロボット
滝井 幸代
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★★
ページ数:107頁
◆内容の概要
弟が欲しい男の子が、ロボットで代替しようとする児童小説。
◆どんな人にオススメか
命、家族という関係を兄弟という一面から見直してみたい人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
ないものに憧れ、いざその状況を手に入れた時の思いがけない悩みに男の子が翻弄されているところ。
◆mugenkaiの感想:
児童小説なので、すごく読みやすい内容でした。
両親はこどもができにくい体らしく、兄弟が欲しいと思っていても、主人公の男の子は強く言えなくなっています。
そんな中、男の子が出会ったのが、レンタルロボット屋。お小遣いを全部出せば、返したくなった時まで無期限で本物の人間そっくりの弟ロボットを貸してくれるといいます。しかも、周りの人たちが家族だと認識してくれる電波も出してくれて、自然に弟になれる機能付き。
迷うことなく全財産を差し出し、男の子は念願の弟を手に入れます。しかし、弟を可愛いと思いながらも、兄として我慢をしなければいけないことも増えてきます。
色々と心を揺さぶられ、最終的には、弟ロボットを返却しようかと葛藤していきます。
子どもは子どもで、兄弟の関係等、考えることがあり、大人は大人で、子ども達が必死に悩み、感情を爆発させる姿に、家族や命というものについて考える作品だと思います。
この作品の様に、リアルなロボットとして弟を作り出すことは難しくても、画面越しであれば代替の存在を生み出すことは現代の技術であれば、可能になってきました。
読書・映画鑑賞でも架空の物語の登場人物に心を動かされます。
本物ではない、しかし限りなく本物に近いレンタルロボットに主人公の男の子はどう心を動かされるのか、見守ってみるのはいかがでしょうか。
2021年10月20日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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