おはようございます。
祝日が移動してしまったため、来週の月曜は平日で三連休になっていません。
なんということでしょうか。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
雨の日も、晴れ男
水野 敬也
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:224頁
◆内容の概要
どんな理不尽な不幸の雨に打たれても、晴れやかな考えを持って動く変な男の物語。
◆どんな人にオススメか
幸せとは何なのかという視点を持ちたい人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
この物語は、水野敬也版「デスノート」(かなり砕けた)である所。
◆mugenkaiの感想:
「運命の手帳」。
書いたことは何でも現実になる。
デスノートよりも融通が利く、とんでもない道具を使って、二人の幼い神は、平凡なある男をイタズラ心から不幸にしてやることにします。
「朝、目覚ましが止まる」ことから始まって、「上司にいじわるされる」、「仕事で大失敗する」、「見知らぬ男に殴られる」等々、何も悪いことをしていないのに理不尽な不幸に見舞われる一日。
不幸の雨が降るごとに前向きに考え直し、晴れやかに一歩を踏み出し直す平凡な男・アレックス。
思った通りの反応を返してくれなくて、ムキになって二人の幼神が書き連ねたとんでもない不幸の結末は如何に。
といった話になります。
「夢をかなえるゾウ」の作者の作品だけあって、かなりコミカル。
アレックスも、こんなにポジティブな人間もいないだろうというキャラクターです。
日本文化を少し小バカにしたような演出、過去に付き合った女性を挙げるシーンで、延々と何人も何人も名前が連ねられるなど、理不尽な不幸が続く話でもあまり暗くなりません。
そして、ちゃんと教訓っぽいものも含まれています。
不幸に何度も苛まれていても、「生きてさえいれば」の精神。
そして、人が大きく幸せを感じることとは何なのか、アレックスの人生最悪のクリスマスの一日を追うことで考えてみるのはいかがでしょうか。
2021年10月8日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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