Prime Readingレビュー413冊目:私の推しは悪役令嬢。

おはようございます。
いつの間にか9月も中旬になり、暑さも大分感じなくなってきました。


本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

私の推しは悪役令嬢。
著者:いのり。
イラスト:花ケ田

オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:295頁

◆内容の概要
ゲームの中に転生したOLが推しの悪役令嬢をひたすら愛でる物語。

◆どんな人にオススメか
・転生モノに抵抗のない人。
・好きなモノに一直線な人を見ているのが楽しい人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
主人公と悪役令嬢との夫婦漫才。

◆mugenkaiの感想:
Prime Readingにはかなり転生モノの小説やコミックが並んでいます。
ラインナップに偏りがあるにしても、かなりの数が常に生み出されています。
もはやブームとかではない、恋愛小説とかミステリーなどの一大ジャンルとしての勢力となっているのを感じます。

本作は、ステータスが見えるゲームの世界のような異世界に転生するのではなく、ゲームの中の世界に転生する物語になります。

ゲーム会社の作った創作物に転生するというのはどういう理屈なのか、主人公が死に向かう最中に見ている夢みたいなものかと自分は考えてしまうのですが、スキルボード・ステータスボードが見える異世界なども大概ですし、いわゆる転生モノは深く考えず、面白い部分だけ楽しんだらよいのでしょう。

この小説で楽しむべきは、ゲームの主人公に転生した元OL・レイと悪役令嬢・クレア様との夫婦漫才です。

ゲーム内では、女主人公を邪魔するために存在し、攻略対象になるはずの無い相手。しかし、主人公はそのキャラクターを愛するが故に、全ての嫌がらせをご褒美とし、悪役令嬢・クレア様を無理やりツッコミ役に仕立ててしまいます。

元プレイヤーとしてのチートとして、ゲームに関するシステム、背景は知り尽くしているので、主人公はそれを駆使して、四六時中、クレア様につきまとい一方的に愛を捧げます。

ある程度はその知識で、乗り越えられるものの、ゲームの大きな設定には抗えず、強制イベントのように変えられない悲劇もあるようです。

クレア様といちゃつける日々を幸せに感じながら、悪役令嬢という役柄ゆえ待ち受ける悲劇を回避しようと奮闘する転生者レイの物語を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2021年9月17日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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