おはようございます。
今日で、アメリカ同時多発テロから20年です。当たり前の日常が崩れ去ったあの衝撃の事件から、もうそんなに経ってしまったのかと思うと驚きです。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
君と会えたから……
喜多川 泰
オススメ度:★★★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:182頁
◆内容の概要
生きているということの可能性、有難さを考えられる小説。
◆どんな人にオススメか
一生懸命になれるものがなく、日々ダラダラと過ごしてしまっている人。
◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
フィクションのはずなのに、心に迫ってくる展開。
◆mugenkaiの感想:
高校二年生の「僕」は、将来の夢もなく、なんとなく夏休みを、実家の本屋の店番をしながら過ごしていた。
そこに現れた同年代の少女との出会い。
ひょんなことから、自分の欲しいものを書き連ねたライフリストを作ることになり、そこから夢を叶えるための生き方について、「僕」への少女の講義が始まる。
という感じの小説です。
可能性は無限にありながら、ほとんどの人が夢をあきらめてしまう。そうならないために、どう考えて進んで行けばいいのかが、小説の中で語られます。
無限の可能性の中で唯一、必ず辿り着くもの、それを意識して行動しなければないということが、最後の少女の教えとなります。
フィクションでありながら、すごく心に残る内容だと感じたのですが、その理由は「あとがき」にありました。
作者が心の底から伝えたかった、形にして残したかったことから生まれたこの小説。読んでみて、少し自分の生き方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
2021年9月11日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
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