Prime Readingレビュー340冊目:服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ

おはようございます。
身体に正直にクーラーを使ってあげると、よく眠れて胃もスッキリし、美味しくご飯が食べられています。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ
鈴木 祐

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:165頁

◆内容の概要
健康のために飲む薬・サプリが本当に効果があるのか。
さらに、効果がないならまだしも、害をおよぼす可能性について、色々な研究結果から、述べた本。

◆どんな人にオススメか
健康的な努力を怠り、薬やサプリ、安易な健康法にすがりがちな人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
読み進めると、自然が一番という考えに帰結してしまう所。

◆mugenkaiの感想:
「薬やサプリにそれほど効果はない。」
「医者にも、薬やサプリの本当の害はわかっていない。」
と、ハイリスク・ローリターンな内容で本書は始まっています。

「最高の体調 ACTIVE HEALTH」「科学的な適職」の筆者である鈴木 祐さんが、今回も世界中の研究結果から、あまり効果がない、むしろ体に害を与えている可能性があるのではないかと思われる薬やアプリをリストアップしています。

よく聞く「マルチビタミン」、「ビタミンC」、「カルシウム」。
これらは、サプリで摂っても、あまり効果はありません。
むしろ、自然にあり得ない量をとってしまったりして、体に害を及ぼす危険性があります。
サプリで摂るのではなく、食物から直接取り入れるようにしないと健康にはなれないようです。

薬に関しては、副作用のリスクを許容して、病気の克服をしていかなければならないのですが、ものによってはメリットに対して、リスクが高すぎるものが存在しています。
ただ、こちらはサプリや健康食品のように自己判断で、勝手に変更したり止めたりすると問題が起きますので、医者と相談のうえでということが強く薦められています。

「ベジタリアン」、「腰痛治療」などの健康法。
「ベジタリアン」は確かに健康度数が高い人たちが多いです。
しかし、そもそもベジタリアンという時点で、健康意識が高く、同じくらい健康意識の高い人なら、ベジタリアンでなくても、同じくらい健康であるという、食事が関係なくなってしまう身もふたもない研究結果もあるようです。
「腰痛」の原因は、8-9割くらい原因不明。外科的にわかりやすく原因が見つかり対処できることはまれなようで、マッサージ、腰痛体操などは無駄になる可能性が高いです。
精神的な要因も多く、軽い運動で腰に意識を向けなくすることで、症状が軽くなることもありますので、まずはウォーキングを本書ではオススメしています。

そしてお金を出す価値があまり無いのが、「マウスウォッシュ」や「ローヤルゼリー」などの健康食品。
「マウスウォッシュ」は確かに口をキレイにしてくれますが、良い口内細菌まで殺してしまいます。
また、「ローヤルゼリー」を毎日とると、血糖値がやや改善、コレステロールが10%程度低下と効果はあるものの、値段ほどの効果は感じられません。
上記2つの効果は実は、緑茶を毎日飲むことで、同等のものが得られるため、リスクやコスパを考えると、前述の2つを選ぶメリットがありません。

このように色々な健康への幻想を打ち砕いていった本書が、提唱する究極の健康法が、次の3つです。

1.良い友人を持つ。
2.質の良いカロリーをとる。
3.できるだけ歩く。

人間関係に悩むことなく、心の状態を良くして、バランスの良い食事をとって、軽い運動を長めにする。

かなり当たり前のような結論に達してしまっていますが、自然から離れて、楽に健康になるのは無理だということだと思います。

ハック的なものに安易に頼って、無駄なものにお金を使ったり、体に害を及ぼしたりすることが無いよう、本書で健康情報に関する意識を改めてみるのはいかがでしょうか。

2021年7月6日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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