Prime Readingレビュー339冊目:BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは

おはようございます。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは
青砥 瑞人

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:405頁

◆内容の概要
神経科学の観点から、モチベーション・ストレス・クリエイティビティへの効果的なアプローチへのヒントが記された本。

◆どんな人にオススメか
脳のパフォーマンスを高める、具体的な方法を知りたい人。

◆面白いと思った所、興味を持ったところなど
辛さなどの本当は痛みの信号も、ある程度安全なものだと認識すると、モチベーションにしてしまう脳の挙動。

◆mugenkaiの感想:
こういう風な思考法で、仕事にとりかかった方が良い。
ストレスにさらされた時は、こういう風な行動をとりなさい。

などの方法論を述べた自己啓発本は多いですが、本書は神経科学に基づいた脳の構造・働きから、どうモチベーションを得て維持するのか、ストレスと上手く付き合うのか、クリエイティビティをどのように高めるのかについて書かれたものとなります。

モチベーションは如何に、ドーパミンを出させるのか。
例えば、自分が盛り上がる映画やマンガのシーンをやる気スイッチにする。
人間の脳は、ネガティブな面に意識が向きがちなので、失敗を成功のための経験とポジティブに受け入れる。
予測値・期待値を下げるようにして、うまく行った時の差分を多くしてドーパミンの分泌を増やす。

適度なストレスは、集中力・論理的思考力・記憶力を高めてパフォーマンスを上げるが、過度なストレスは、パフォーマンスを下げてしまう。
利用できるストレスとは、うまく付き合い、体に害をなすストレスは、原因を認識し、避けるようにする。

クリエイティビティは生まれつきのものではなく、後天的な影響も強い。
色々な経験を積んだうえで、周りの評価に拘わらず、自分にとって新しい価値ある情報や刺激を脳内で生み出す習慣を作り出す。
考えに考え抜いたら、力を抜いてぼーっとすることで、新しい考えが生まれるということがよくある。

など、モチベーション・ストレス・クリエイティビティの3要素についての神経科学からのアプローチが色々と書かれています。

また、これら3要素の効果を高めるために必要な思考が、メタ認知です。
どのようにしたことでモチベーションが高まっているのか、ストレスに関して、何がストレスなのか認識し、どう対応すべきなのか、クリエイティビティを高めるためにどのように事象を捉えたらいいのか、主観から離れて、俯瞰して認識することによって、効果が高まると書かれています。

この本によって、脳の特性を知り、意識して行うことで、神経回路がつながり、安定して効果を再現することができるようになります。
また、AIと人間の脳との違いを知ることにより、それぞれの利点を理解し、どのように共存していくのかというヒントも得られると思います。
急速に進歩している神経科学という分野についての知識をこの本で学んでみてはいかがでしょうか。

2021年7月5日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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