おはようございます。
残念ながら、緊急事態宣言は延長されるようです。
本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。
Prime Reading対象本レビュー
まんがでわかる 福沢諭吉『学問のすすめ』
著:斎藤 孝
まんが:岩元 健一
オススメ度:★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:210頁
◆内容の概要
福沢諭吉の著書「学問のすすめ」について述べた本。
◆どんな人にオススメか
どう生きて行くか悩んでいる人。
◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
自ら独立して生きるために何をすべきか気づかせてくれる所。
◆mugenkaiの感想:
明治時代、大ヒットした「学問のすすめ」ですが、自分は、あの有名な「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」以外は、特によく知らない書物でした。
この本ですが、まんがで福沢諭吉の生き方を示しつつ、補足文で原文ママだと理解しにくい「学問のすすめ」の内容を、現代語に直し、さらに解説してくれることで、要点を理解しやすくしてくれています。
経済格差が生じつつある今、江戸から明治へ、鎖国から開国への変化のように、否応なく大きな変化に巻き込まれてしまった今の時代だからこそ、学んで環境に適応していこうという福沢諭吉の教えは、心に響くものがあります。
「必竟(ひっきょう)世の事変は活物にて、容易にその機変を全知すべからず。これがために智者といえども案外に愚を働くもの多し」
世の中の変化は生き物のようであり、事前に動きを予測することは容易ではない。このため知恵のある人でも、愚かな行動に出てしまうものである。
福沢諭吉もこう言っているように、一時的にバカなことをしてしまうことはあると思います。
しかし、そこから学び、常に変化に対応していくことで少しずつ良い方向に変えて行けると思います。
明治の人が夢中になったベストセラーの断片に、この本で触れてみてはいかがでしょうか。
2021年5月28日現在Prime Readingで読書可能。
※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。
コメント