Prime Readingレビュー293冊:現実は厳しい。でも幸せにはなれる

おはようございます。
漫画家の三浦建太郎さんがお亡くなりになりました。
あの名作・ベルセルクも未完で終わることになりそうです。
お金持ちの財産は死後も、現世に残りますが、こういう優れた才能は、あの世に持って行かれてしまうのが残念です。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

現実は厳しい。でも幸せにはなれる
アルバート・エリス
訳:齊藤 勇

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★
ページ数:243頁

◆内容の概要
論理療法によって必要以上にネガティブになったり、ポジティブになったりせず、現実的で苦難に屈しない、幸せな人生を送る考え方を手に入れるための本。

◆どんな人にオススメか
悩みに取りつかれて、人生に苦しんでいる人。

◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
人間は、感情の生き物なので、そこが暴走してうまく生きられなくなることがあるが、論理的に思考することによって、打破が可能ということを説いている点。

◆mugenkaiの感想:
飢えて死ぬ、誰かに殺される、
そのような心配は無い、恵まれた現代社会において、悩みに囚われている人は大勢います。

人間なので、悩むことは仕方ないのですが、必要以上に悩んで、人生を幸せに暮らせなくなっている人は少なくないようです。

そんな人々に筆者は、論理療法を勧めています。

これは、「ねばならぬ主義」に囚われがちな人達に、「論理的」に「本当にそれは絶対に許せないことなの?」と問いかけることで、実は自分の悩みなんて、大したことないと自分に自覚させる方法です。

「一度、失敗したからと言って、クビになるわけではないのに、そんなに自分の失敗が許せないの?」
「好きだったあの人に告白したが、断られた。他にもいい人がいるかもしれないのに、その人に拘り続けなければいけないの?」

など、感情から切り離して、論理的に冷静になって自分が納得できるように、心を進めて行く思考法です。

こんな風にネガティブな方だけでなく、根拠のないポジティブな考え方も、大きな失敗につながる可能性があるので、論理的に思考して、現実に即した行動をとるように心がけるように勧めています。

本書の中で、あのナポレオン=ヒルも批判しているのが、面白い所です。

タイトルの通り、生きていく上で悩み・苦しみはつきものです。
しかし、必要以上に苦しむ必要はなく、幸せに生きるための方法として、本書を活用してみてはいかがでしょうか。

2021年5月20日現在Prime Readingで読書可能。

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

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