Prime Readingレビュー215冊目:Winny 天才プログラマー金子勇との7年半

おはようございます。
ここ一年、世界が大変だったせいで、色々な陰謀論が飛び交いました。
あながち本当なのではないかと思うようなものもあり、少し怖いです。

本日も、AmazonプライムのPrime Readingサービスで、現在提供されている本のレビューを行っていきます。

Prime Reading対象本レビュー

Winny 天才プログラマー金子勇との7年半
壇 俊光

オススメ度:★★★★
読みやすさ:★★★★
ページ数:188頁

◆内容の概要
当時、革新的技術を利用したソフト「Winny」を巡る裁判と天才プログラマー金子勇を描いた小説。

◆どんな人にオススメか
世の中に理不尽を感じている人。

◆面白いと思った所、オススメポイントなど。
ほぼ言いがかりのような罪で訴えられたにも拘わらず、辛く不利な状況から、信念に従って最後まで戦い抜いたところ。

◆mugenkaiの感想:
天才とはどこか欠落していて、誤解されやすい。

そんな不幸に見舞われたのが、この本の題材となった「Winny事件」の被告、天才プログラマー金子勇です。

つい最近、テレビでも取り上げられていたようで、Twitterで検索してみると、この事件で、その貴重な才能を発揮する時間が奪われたことを惜しむ声が多く見られました。

電子書籍ということで、裁判に提示された、金子氏が作った数々のソフトウェアが動作している動画へのリンクが貼られていました。
それを見ると、その天才さがよくわかります。

弁護側からの視点で書かれたものなので、被告が善、検察が悪に見えるような脚色はあるでしょう。
だとしても、もし検察が安易な手柄を求めて、無茶苦茶な理論で起訴せず、この稀代のプログラマーの人生を狂わせることがなかったら、日本の技術として有益なものが生まれていたかもしれません。

理不尽の中で必死に戦った天才と、それを支えた弁護士の話を読んで、もし自分ならどう立ち向かうだろうと想像を巡らしてみてはいかがでしょうか。

2021年3月3日現在Prime Readingで読書可能

※Prime Readingは、Amazonプライムのサービスの1つです。読書可能な本に関しては、定期的に入れ替えられますので、現在無料で利用できない可能性もあります。ご了承下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました